高齢者ほど都会に住むべき
2016年3月6日亡くなった多胡輝さんのことばです。
多胡さんは「頭の体操」などわかる言葉で分かりにくい心理学を説いた方です。
多くの著作や名言があります。
40代の知り合いが良く多胡先生に相談していたので、
その話を聴く度、
「いいね多胡先生!」
と。
彼の生き方、グランマも見習いたい(*^_^*)
「資産にならないこと」を理由に“終の棲家”を選ぶ人もいる。
2000万部を超えるベストセラー『頭の体操』の著者で、
心理学者の多湖輝(たごあきら)氏(84)は
高齢者マンション「サンシティ銀座EAST」に2006年から入居している。
「私は子供を作らない主義できたので、
身寄りはうちの皇后陛下(妻)だけ(笑い)。
ここは賃貸で継ぐ人間はいないから死んだらゼロ。財産なんていりません」
15年分家賃を前払いする同施設の入居費は、
5000万~1億2400万円。さらに食費以外の管理費として
毎月17万円が必要になる。
価格設定は安くはないが、それもそのはずだ。
地上31階の高層ビルにはプールやビリヤード場、
介護用のスペースが備えられ、最上階にはバーラウンジもある。
「窓際の席でマティーニを飲みながら、隅田川に映る夕日に見惚れています。
自分のボトルを飲むだけだから支払いは従業員への手間賃程度。
ある意味、銀座で一番安いバーでしょう」
築地や銀座が眼下に見下ろせるだけあって利便性はこの上ない。
ここに住むうちに余生に対する考え方も変わった、と多湖氏はいう。
「大自然に囲まれながらの暮らしに憧れていたけど、
高齢者ほど都会に住むべきだと考えるようになったんです。
友達も来られるし映画館にも行ける。逆に田舎にいれば呆けるのが早まって、
それこそ姥捨て山。うちは何かあった時には聖路加(病院)へのアクセスも
いいからね。やはり安心ですよ」