不動産屋を始めたグランマの絵のない絵本創作 

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水害ハザードマップに「ここにいてはダメです」フレーズを東京荒川区が加える。「江東5区」の試みに👏

今日、台風14号の接近に伴い雨脚が強まりだしています。

強い風も加わり、3連休初日は、関東は大荒れの天気に。

交通への影響もあるのではないかと思います。

最近の気候変動の理由から、

また、日本の地殻変動の活発での

災害が心配です。

AERA 2021年8月30日号によりますと、

日本各地で増加している水害や土砂災害に

被災者を出さないために

行政も様々な取り組みを行っているそうです。

その一つが江東5区の試み。

東京都江戸川区が11年ぶりに改訂。

「水害ハザードマップ」の表紙中央に

「ここにいてはダメです」フレーズを加えたそうです。

海面水位より低い「ゼロメートル地帯」が東京にあります。

「江東5区」です。

大きな川の荒川や江戸川が流れ、

人口約260万人のうち9割超の250万人が

浸水想定区域に住んでいるそうです。

もし、荒川が決壊し排水が間に合わなくなると、

江東5区のほとんどが水没し、

電気水道などライフラインが使えなくなり

2週間水が引きません。

そこで江東5区では水害時には

「広域避難」、つまり区外に避難するよう呼びかけました。

その理由として、

「建物の高層階に逃げる垂直避難で区内に留まれば、

トイレも水道も電気も使えない2週間近くの生活は困難。

不衛生なため感染症の心配があります

自衛隊や消防が救助できるのは1日2万人が限度。

で、安全な区外への避難を推奨しています」

が、250万人が一度に避難すれば大混雑や大渋滞が発生します。

計画運休により鉄道がストップすることもあります。

そこで江東5区では、

大規模水害の危機が迫る3日前に情報を発表し、

2日前には自主的広域避難を呼びかけることに

その際、避難情報の空振りが問題になりますが、

『空振り』ではなく『素振り』ととらえ、

本番に備えた訓練だと考えてほしい」 

と、東大大学院片田敏孝特任教授(災害社会工学)が伝えています。 

日本は「災害過保護」に陥っているとも言っています。

「かつて日本人は、自然は抗(あらが)えないものと考え、自然と共存し、災害時には皆で助け合い避難していました。しかし沢山の死者・行方不明者が出た59年の伊勢湾台風を機に、61年に災害対策基本法が制定され、防災は『行政の責務』としました

それ以降、災害が少なくなり、住民の行政依存が高まって当事者意識が低下して、

避難指示が出ても自分は大丈夫という『正常性バイアス』が働き、

避難しなければいけないのに、

行動に移せなくなった人が多くなっています」

■あらゆる災害に、一人ひとりが避難に対し主体的に動くことが大切です。

片田先生は

「災害時にあなたが必ず避難することを家族や友人など大切な人が知っていれば、皆が助かる確率が高くなります。自分が避難することは大切な人の命も守ることにつながる、犠牲者がゼロになる防災ができます」と。

コロナで苦しんでいる私たちに台風での被害は追い打ちをかける苦しさをもたらします。けれど、グランマは乗り越える精神と努力が日本人にはあると信じます。